コンペ予選後の、ある生徒さんのお母さんからのお話。
一生懸命練習して、迎えたコンペ当日。
私は聴きに行くことができなかったので報告待ちで、演奏後に来たLINEが
「ノーミスで、一番良い演奏ができました」
との言葉でした。
私もとても嬉しく、やり切ったのだなぁと、安心しました。
後日さらにお話を伺っていると、
コンペの演奏直後、その生徒さんがお母さんに
「もうこれ以上の演奏はできないから、受かっていてもいなくても、もう十分!」
と言われたそうなんです。
お母さんはその言葉がとても嬉しかったようで…(*´∀`*)
コンペの予選は2箇所申し込むことができるので、1箇所目で通過できなかった場合でも、申し込み締切に間に合えば、別地区での2回目を申し込むことができます。
結果がどちらにせよ、2箇所目は受けなくても良いと思えるほど、出し切ることができて、その生徒さんの中で納得のいく演奏ができたということが素晴らしいなと思いました。
コンクールに参加される時はきっと、賞を取るために頑張る!という思いでみなさん練習されることと思います。
ですが、その気持ちが強くなりすぎて、音楽を楽しむ、美しい音楽を追求する、自分らしい音楽を奏でる、という本来の目的ではないことに意識が向きすぎてしまうのは、本末転倒だし、苦しいと思います。
自分なりに音楽を追求して、自分の中で最高の演奏ができたなら、結果は関係ない。
その生徒さんも言っていたように、そんな気持ちで参加することも大切ですね!
人と比べてどうだったかに縛られないで、「楽しく弾けた」「以前の自分よりここが進歩した」「いつもより表情豊かに弾けた」という自分の中での変化を大切にしてほしいと思います。
ましてやそれぞれに持っている得意不得意も違いますしね⑅◡̈*
結果が出なくてショックを受けることもあると思います。
でも、それも成長の糧になりますよね♪
ちなみにその生徒さんは見事予選を通過されました‼︎
自分の最高の演奏ができることを目標に、ピアノを楽しく演奏するために、コンクールを活用してほしいと改めて思いました。
納得できる演奏をすること自体、大変なことだと思います。
練習では苦しい時もあると思いますが、苦しんだ結果その人らしい演奏ができたら、結果も自ずと付いてくる気もします。
コンクール、成長のためにうまく活用したいですねo(^-^)o
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